本とわたしを離さないで

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2019.09.03

【ご予約受付中】10/13(日)ミズモトアキラトークイベント『ぼくのシブヤ景 1988-2014』

1980年代後半から2000年代にかけて隆盛を極めたムーブメントであり、いまふたたび音楽/サブカルチャーを愛する人たちから熱い注目を集めている渋谷系。かつて宇田川町にあった旧・HMV渋谷店の邦楽コーナーを発信源とし、やがて世界中に波及した文化大革命。音楽家だけでなく、DJ、グラフィックデザイナー、レコードバイヤー、編集者といった人たちが先導しました。
そんな渋谷系を〈シブヤ景〉という新たな視点で編み直すDJ・編集者のミズモトアキラ。外国の影響に絶えずさらされながら、剽窃と引用、オリジナルとコピィとオマージュのあいだでたえずゆさぶられ、独自の進化を遂げた日本のサブカルチャーを、渋谷系という熱狂の季節をとおして鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する───それがトークイヴェント〈ぼくのシブヤ景〉です。

 

僕(店主)が旧・HMV渋谷で働き始めた頃には渋谷系の名残はおろか残り香すらなく、資本に飲み込まれた渋谷の街と同様に一部のインディーズやヒップホップのシーンを除いて画一的で模倣的で退屈な邦楽シーンがあるだけでした。サブカルチャーはひっそりと街のレコードショップに単発的に地下ゲリラ的に潜み、渋谷系をはじめとする90年代のCDは中古で叩き売られていました。

渋谷系を生で体感していたミズモト先輩にはまた積極的に活動を始めた小沢健二や小山田圭吾のように今のシブヤ景を提示して頂き(本人たちは渋谷なんて意識していないと思いますが)、少し遅れてやって来たひよっこのような僕に追体験ではない渋谷系をご教示願いたいと思っています。もちろんど真ん中の40代(以上の方も、若い方も)の皆様は奮ってご参加ください。

告知の画像を見て頂けるとどんな話をされるか想像出来るかと思います。2時間たっぷり一緒に音楽を楽しみましょう。

 

『ぼくのシブヤ景』

10月13日(日)18時30分~20時30分

参加費:1500円 定員:20名様

ご予約・会場:blackbird books 06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp (お名前、人数をお知らせください)

 

ミズモトアキラ

Profile [as Editor/Writer]
1969年、松山生まれ。エディター/DJ。音楽、映像、写真、デザインなどを多角的に扱い、文、編集、デザインを手がける傍ら、トークイベントやワークショップの主催も精力的に行っている。

<主な仕事>

[BOOK & ZINE]
2002 『D.J. ディスカバリー・ジャパン』(*水本アキラ名義 Blues Interactions)
2006 『レコード・バイヤーズ・ダイアリー』(*内門洋との共著 リットー・ミュージック)
2011 『レコード・バイヤーズ・グラフィティ』(リットー・ミュージック)
2015 『コテージのビッグ・ウェンズデー』(*堀部篤史との共著 誠光社)
2015 『The Electric Yoru-Tamori Acid Test ヨルタモリ観察往復公開書簡』(*堀部篤史との共著 HERE I AM)
2017 『タモリさんについてい知っていることを話そう。海賊版』(*堀部篤史との共著 HERE I AM)
2018 『YURIKO TAIJUN HANA ① 武田百合子「富士日記」の4426日』(HERE I AM)
2018 『Comme à la radio 〜ラジオのように 』(HERE I AM)

2019.07.21

8/17(土)「人類堆肥化計画-悦ばしい腐敗、土になりうる人間」吉村萬壱×東千茅

この度増刷となった「より生きる」ために創刊した「ライフマガジン」『つち式』主宰の東千茅と小説家吉村萬壱の対談です。

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人間を憩わせず、どついていく。
それが、吉村萬壱の小説群と東千茅の主宰する雑誌『つち式』とに共通する態度ではないだろうか。

人間というやつはどうしようもない存在だ。我が物顔でふんぞりかえり、生き物たちを殺しまくり、増えまくる。
全くもって腐っている。
人間なんていないほうがいいのかもしれない。しかし腐敗は、生命を育む堆肥への第一歩でもある。

腐っていることが問題なのではない。腐っているのを誤魔化すことこそが問題なのだ。
ならば、人間をどつきまわし、切り刻み、溶かして、より腐らせていこう。
あなたもわたしも腐っている。手に手をとって、人間なんかやめて堆肥になろう。

そういうことを話すトークイベントです。(東千茅)

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8/17(土)19:00~20:30

「人類堆肥化計画-悦ばしい腐敗、土になりうる人間」吉村萬壱×東千茅

参加費:1500円

定員:20名様

ご予約・会場:blackbird books 06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp お名前、人数をお知らせください。

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吉村萬壱(よしむら・まんいち)

小説家
  1961 年、大阪で育つ。
  2001 年「クチュクチュバーン」で第92 回文學界新人賞を受賞しデビュー。
  2003 年「ハリガネムシ」で第129 回芥川賞受賞。
  2016 年「臣女」で第22 回島清恋愛文学賞受賞。
  他の著書に、
  『バースト・ゾーン』『ボラード病』『ヤイトスエッド』『回遊人』『前世は兎』
  エッセイ『生きていくうえで、かけがえのないこと』など。

東千茅(あづま・ちがや)
農耕者/雑誌『つち式』主宰
1991年、大阪生まれ。
2015年、奈良県宇陀市に移り住み、ほなみちゃん(稲)・ひだぎゅう(大豆)・ニック(鶏)たちと共に里山生活を謳歌している
2018年、雑誌『つち式 二〇一七』を発刊。
他に、「『つち式 二〇一七』著者解題」『たぐい』vol.1(亜紀書房)。

 

2019.06.29

【受付終了】7/26(金) 「台風一過」刊行記念 植本一子トークイベント『家族』

※満席となりましたので受付終了致しました。

 

この春、河出書房新社から植本一子さんの「台風一過」が刊行されました。

発売を記念しblackbird booksでは著者の植本さんとご指名を受けたbbb店主吉川の対談トークイベントを開催致します。

「台風一過」は表紙を開くと闘病の果に亡くなった夫(ECD)への短い手紙が挟まれています。

そしてこの本は夫が亡くなった2週間後から始まり1周忌で終わる日記です。

これまで「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」と2011年から続いた日記もこれで終わりだろうと僕は思いました。。

2011年のときの「家族」が激動の日々を生きて、また新しい「家族」になったからです。

恋や愛、喪失の裏で植本さんは一貫して家族について書き続けてきました。

それは家族に宛てた手紙のようなものだったのかも知れません。

帯にはこう書かれています。「自分自身として生きること、自分たちの家族をつくること」

対談のテーマは『家族』です。

ご来場お待ちしております。

 

植本 一子
1984年、広島県生まれ。2003年キャノン写真新世紀で優秀賞を受賞。

著書に『働けECD 私の育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、共著に『ホームシック 生活(2~3人分)』がある。

 

「台風一過」刊行記念 植本一子トークイベント『家族』

植本一子×吉川祥一郎 (bbb店主)

7/26(金)19:00~20:30

参加費:1000円

定員:25名

場所・ご予約:→受付終了致しました。

植本さんの著作をお買い上げの方には終演後サイン会を行います。

 

 

2019.06.18

【受付終了】7/20(土) 『詩の夜』西尾勝彦の朗読と詩を書くことについてのお話

こちら満席となりましたので受付終了致しました。

 

7/20(土)に詩人西尾勝彦さんをお招きし、『詩の夜』を開催致します。

blackbird booksでは2回目となる西尾さんの朗読会に加え、今回は『詩を書くこと』についてお話頂きます。

西尾さんの朗読に耳を傾けたい方はもちろん、詩に興味がある方、詩を書いてみたい方、詩を書いている方、にも是非ご参加頂けると幸いです。

この企画は西尾さんが先日刊行された「のほほんと暮らす」について私達がお話しているところから生まれました。

「のほほんと暮らす」は西尾さんの考える幸福と生活についてのエッセイですが、この夜は「詩が生活にとけこむこと」について一緒に考えて行ければと思います。

詩集「歩きながらはじまること」は多くの方に手にとって頂いております。

こちらをポケットに入れて夜にお出かけください。

 

『詩の夜』西尾勝彦の朗読と詩を書くことについてのお話

7/20(土)

18:30~20:00

参加費:1000円

定員:20名様

ご予約・場所:blackbird books →受付終了致しました。

 

 

 

2019.06.01

【受付追加】7/11(木)19:00~ バウハウスってなに? 河内タカ『芸術家たち[建築とデザインの巨匠編]』刊行記念トークイベント

※満席のため受付終了しておりましたが、席を追加致します。残り数名ですがご予約承ります。

 

教養として知っておきたい「アート」を楽しみながら読んで学べる、入門者のためのアートガイドブック『芸術家たち[建築とデザインの巨匠編]』

『芸術家たち』はとても読みやすく分かりやすいエッセイで、世界の巨匠たちの仕事を丁寧に紹介されています。難しいことは全く書かれていません。

改めてアートと呼ばれるものが身近にあることを気づかせてくれます。著者河内タカさんの高校卒業と同時に渡米しアートを学び、30年に及ぶ米国でのアートや写真の仕事に携わった経験が、僕ら読者の生活にソフトに還元されていくのが分かります。

blackbird booksではそんな著者河内タカさんをお招きしトークイベントを開催致します。

 

本書は「日本編-ニッポンの現代建築とデザインの夜明け」「北中南米編-受け継がれるミッドセンチュリーの意志」「ヨーロッパ編-バウハウスからモダニズムへ」の3つのセクションに分かれていますが今回は「ヨーロッパ編-バウハウスからモダニズムへ」をメインにお話頂きます。

個人的にも知っているようで知らない、分かっているで分かっていない「バウハウス」。

そしてバウハウスを起点に北欧(建築、デザイン)、そしてルーシー・リー、ハンス・コパーの流れでお話頂きます。

私も楽しく学びたいと思います。

皆様のご参加お待ちしております。

関連する巨匠たち:アルヴァ・アアルト 、フィン・ユール、アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナー、スティグ・リンドベリ、ヴァルター・グロピウス、マルセル・ブロイヤー、ヘルベルト・バイヤー、ルーシー・リー、ハンス・コパー

 

バウハウスってなに? 河内タカ『芸術家たち[建築とデザインの巨匠編]』刊行記念トークイベント

7/11(木)19:00~20:30

参加費:1000円

定員:20名様 →数席追加致します。

場所・ご予約:blackbird books 06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp お名前、人数をお知らせくださいませ。

 

河内タカ
高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジへ留学し、卒業後はニューヨークを拠点を移し、アート写真に関する展覧会のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。
米国に30年間暮らした後の2011年に帰国。
2016年には自身の体験を通したアートや写真のことを綴った著書「アートの入り口 アメリカ編」、及び「ヨーロッパ編」(ともに太田出版)を刊行。

現在は京都に本社を置く便利堂の海外事業部を統括し、写真印刷技法であるコロタイプを国際的に広めるために活動を行いながら、ライターとして日本経済新聞の「美の十選」をはじめ、「&Premium」(マガジンハウス)などへ執筆を行なっている。