本とわたしを離さないで

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2024.02.23イベント

【ご予約受付終了】3/9(土) 植本一子トークイベント『私と吉川さんのおしゃべり会 この3年』

※こちら満席となりましたのでご予約の受付を終了致しました。

キャンセルの出た場合はSNSとこちらでご案内いたします。

 

 

コロナ禍で2度のトークイベント中止。

そして3度目の正直!ということで植本一子さんのトークイベントを開催します。

一子さんを東京からお招きしてbbb店主吉川とおしゃべりします。

多くの方と同じようにこの3年でお互い色々ありました。

一子さんはこの3年の間に本やzineを出し続けていますがそれはつまり色々あったからで、どんどん変わり続けています。

最新刊「さびしさについて」(小説家滝口悠生さんとの共著:2022年に自費出版で出した『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』の改題)、「こころはひとりぼっち」そして書き続けた既刊を軸に、配信の予定などもないのでここでしかお話し出来ないことを聞いていきたいと思います。

 

植本 一子(うえもと・いちこ):1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般向けの記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『愛は時間がかかる』(筑摩書房)など。

 

植本一子トークイベント『私と吉川さんのおしゃべり会 この3年』

受付終了しました。

3月9日(土)18:30スタート

参加費:2000円

定員:先着20名様 定員になり次第受付終了となります。

ご予約:info@blackbirdbooks.jp、06-7173-9286

(お名前、人数をお知らせください。メールには必ず返信致します。迷惑メール設定などご注意ください。返事がない場合、お手数ですがお問い合わせください)

 

2022.01.05展示

2022年1月20日-2月6日 植本一子写真展『わたしたちのかたち』

blackbird booksではちょうど2年ぶりとなる植本一子さんの写真展を開催致します。

植本さんは昨秋に自費出版で「ある日突然、目が覚めて」(日記)「わたしたちのかたち」(写真集)を発表しました。

これまで愛や家族、そして死について向き合って来た激動の日々を日記や写真として発表して来た植本さんですが、この2冊を読んで植本さんの歩いている道がまた新しいフェーズに入ったと僕は感じました。もちろんそれは「わたしたちのかたち」のカバー写真のように光溢れるものです。

生きるということ、そこに人がいるということです。

皆さんはどう感じましたか?そして展示の写真を見てどう思われるでしょうか?

展示では額装の写真はもちろん、大量のスナップ写真をご覧頂けます。どうぞお楽しみに。

 

トークイベントは感染拡大を受けて中止となりました。

また、今回2年前は感染症の影響で止むなく中止としたトークイベントを改めて開催します。

1月22日(土)18:30~20:00

会場:blackbird books

参加費:3000円(植本さん、blackbird booksからの特典付)

感染状況を踏まえ、少人数での開催となります。

ご予約はメール(info@blackbirdbooks.jp)、お電話(06-7173-9286)、店頭にて承ります。

定員になり次第、受付終了。先着順となりますので何卒ご了承くださいませ。

・参加はおひとり様ずつとさせてください。

・万一の感染拡大に至った場合は開催中止となる場合がございます。

・小さな店舗です。心身面で不安のある方はどうぞ無理をなさらないでください。

 

植本一子
1984 年広島県生まれ。2003 年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。 写真家としてのキャリアをスタートさせる。2013 年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。著書に『かなわない』『うれしい生活』など。

2020.01.31展示

2月29日(土) ~ 3月15日(日) 植本一子 『うれしい生活』出版記念写真展

『娘たちの成長と、夫の死ー。 家族のかたちを模索した十年の軌跡』

写真家植本一子の初の写真集「うれしい生活」の出版を記念し、blackbird booksにて写真展を開催します。

渋谷、名古屋からの巡回展となります。

この十年、植本さんは夫、娘たち、母親、恋人、友人たちとの極めて個人的な関わり(物語)を日記に残し、「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」「台風一過」と著書として発表してきました。

写真集「うれしい生活」にはその十年間撮り続けた夫、娘たちをはじめとした家族や友人たちの写真が収められています。

時が経つに連れ家族の様子は変わっていきますが、いつも皆、光に包まれているように見えます。

『あなたに会えて私はうれしい たとえ一緒にいられなくても』と語る植本さんが何を写して来たのか、是非観にいらしてください。

 

下記トークイベントはコロナウイルスの影響により中止となりました。

何卒ご了承くださいませ。

【植本一子 トークイベント】

2/29(土)19:00~20:30

参加費:1500円

定員:先着25名様 

会場・ご予約:blackbird books  / 06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp お名前、人数をお知らせください。

 

植本一子

1984年広島県生まれ
2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。 写真家としてのキャリアをスタートさせる。
広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活躍中。

2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。

著書に「働けECD〜私の育児混沌記〜」(ミュージック・マガジン)「かなわない」(タバブックス)「家族最後の日」(太田出版)「降伏の記録」(河出書房新社)「フェルメール」(ナナロク社・BlueSheep)「台風一過」(河出書房新社)がある。

 

 

 

 

2019.06.29イベント

【受付終了】7/26(金) 「台風一過」刊行記念 植本一子トークイベント『家族』

※満席となりましたので受付終了致しました。

 

この春、河出書房新社から植本一子さんの「台風一過」が刊行されました。

発売を記念しblackbird booksでは著者の植本さんとご指名を受けたbbb店主吉川の対談トークイベントを開催致します。

「台風一過」は表紙を開くと闘病の果に亡くなった夫(ECD)への短い手紙が挟まれています。

そしてこの本は夫が亡くなった2週間後から始まり1周忌で終わる日記です。

これまで「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」と2011年から続いた日記もこれで終わりだろうと僕は思いました。。

2011年のときの「家族」が激動の日々を生きて、また新しい「家族」になったからです。

恋や愛、喪失の裏で植本さんは一貫して家族について書き続けてきました。

それは家族に宛てた手紙のようなものだったのかも知れません。

帯にはこう書かれています。「自分自身として生きること、自分たちの家族をつくること」

対談のテーマは『家族』です。

ご来場お待ちしております。

 

植本 一子
1984年、広島県生まれ。2003年キャノン写真新世紀で優秀賞を受賞。

著書に『働けECD 私の育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、共著に『ホームシック 生活(2~3人分)』がある。

 

「台風一過」刊行記念 植本一子トークイベント『家族』

植本一子×吉川祥一郎 (bbb店主)

7/26(金)19:00~20:30

参加費:1000円

定員:25名

場所・ご予約:→受付終了致しました。

植本さんの著作をお買い上げの方には終演後サイン会を行います。

 

 

2012.06.08ブログ

植本一子 / 働けECD

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ラッパー「ECD」の妻であり写真家、植本一子さんの育児(混沌)記です。
帯にはこう書かれています。
「月給16万5千、家賃11万、家族4人(と猫3匹)、生活してこれたのが不思議でしょうがない」
もともとECDの本が好きだったし、僕も子供が出来て簡単な家計簿を付けるようになったから手にとってみたのです。
そして僕もこの帯の文言に少し近い生活をしている。そしてそれを僕は恥ずかしい事だとは思っていない。そしてもちろんこの本にはそんな事に一言も触れていない。そんな本は面白くもなんともないですからね。

この本に収められた育児記は2010/2/11に始まり、2011/4/19に終わっています。各日付には家計簿が添えられています。電気代、食料、猫エサ、缶コーヒー、散髪代、ふりかけ、アイス、バス代、などなど日常が細かに刻まれていきます。やはりラッパーだけあって、レコード、CDの出費が凄まじい。僕も自慢では無いですがかなり音楽にはお金を掛けるほうです。しかしそれを生業にしている人とは比較にならない。

始まりはコーラ飲みすぎ、今日もレコード買ってる!など微笑ましい内容が多いのですが、日記が進むにつれ、一子さんの主に夫や家族、友人、周りの人々への気持ちがかなり赤裸々に綴られてくるようになります。ただの家計簿ではない。感謝、怒り、悲しみ、喜び、親への複雑な感情。そこには「生きている」という事実がはっきりと刻まれている。
そして僕は毎日どたばたと喜びと悲しみを背負ってこんな風に生きている家族が世界中にたくさんいるんだよな、と思いを馳せます。僕の隣に住む家族も、上に住む足音がバタバタうるさい家族もきっといろんな物を背負っているんだろうなと想像します。

やがて東京のど真ん中で3.11を迎え混沌に飲み込まれていく家族。そこではいかに「家族」や「友人」との絆が大切なのかに気付かされる。この部分は是非買って読んで頂きたいと思います。

あとがきのタイトルは「今日も誰かのために生きる」
お金に心を奪われて失ってしまったものはつまりこういうことなのだろうと思います。

ちなみに2009年にECDが書いた家族生活「ホームシック 生活(2~3人分)」(フィルムアート社)も素晴らしい本です。