本とわたしを離さないで

本のこと、お店のこと、日々のこと

2022.08.27イベント

9月13日(火)柴田元幸「ゼペット」刊行記念朗読会

※恐れ入ります、こちら満席となりました。

キャンセルが出た場合はこちらにご案内致します。

 

 

翻訳家柴田元幸さんの当店では約3年半ぶりとなる朗読会を開催します。

感染症対策のためいつもより人数を減らして行います。

ご予約は先着順です。予めご了承ください。

 

レベッカ・ブラウン作、カナイフユキ絵、柴田元幸訳『ゼペット』(ignition gallery)の刊行を記念して、訳者・柴田元幸による朗読ツアーを、大阪・blackbird books(9/13)、神戸・1003(9/14)、京都・誠光社(9/15)で開催します。

また、カナイフユキさんによる本作の原画展をblackbird booksでは 10/5-10/16にて開催予定です。

「ゼペット」は、『体の贈り物』『若かった日々』『家庭の医学』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの掌篇です。

レベッカ・ブラウンの「ゼペット」(“Geppetto”)は、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else: A Cycle of Stories(『天国ではなく、どこか別の場所 物語集』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められている。この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた“Pigs”、「赤ずきんちゃん」を踏まえた“To Grandmother’s House”をはじめ、ヘンゼルとグレーテル、ハンプティ・ダンプティなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターがレベッカ流に語りなおされた物語が並んでいる。語り直しの切り口は作品によってさまざまで、単一のメッセージに還元できない、豊かな「サイクル」が出来上がっている。100ページに満たない小著だが、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづけるレズビアン作家レベッカ・ブラウンの神髄が伝わってくる。

「ゼペット」は厳しさと優しさが並存していて、中でもとりわけ味わい深い。

柴田元幸

朗読会では、「ゼペット」をはじめとしたレベッカ・ブラウン作品はもちろん、他の作家の訳したて作品も朗読予定です。

その日その場所だけの朗読を、ぜひご体験ください。

 

日程:2022年9月13日(火)

会場:blackbird books(大阪府豊中市寺内2-12-1 緑地ハッピーハイツ1F)

開場:19時 開演:19時30分

料金:2000円 先着15名様

ご予約:info@blackbirdbooks.jp, 06-7173-9286 (お名前、人数をお知らせください。メールの場合はこちらからの返信をもって受付完了と致します。)

※「ゼペット」は9月20日発売予定。朗読会当日はサイン本のご予約を承ります。

《著者プロフィール》

レベッカ・ブラウン

1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの似合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。

柴田元幸

1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。

カナイフユキ

長野県生まれ。イラストレーター、コミック作家​
個人的な体験と政治的な問題を交差させ、あらゆるクィアネスを少しずつでも掬い上げ提示できる表現をすることをモットーに、イラストレーター、コミック作家として活動しつつ、エッセイなどのテキスト作品や、それらをまとめたジン(zine,個人出版物)の創作を行う。

 

2022.08.19お知らせ

8/27 夜営業 22時まで営業します。

8月27日(土)は22時まで営業いたします。

残暑の夜、宜しければ涼みにいらしてください。

2022.08.17展示

2022.9/7-9/25 鈴木萌展「SOKOHI 底翳」

©︎chose commune

アルル国際写真祭ダミーブック賞(LUMA Recontres Dummy Book Award Arles)2021受賞、カッセルダミーアワード(Kassel Dummy Award) 2020特別賞受賞を受け、今年の7月にパリのchose communeから出版された鈴木萌の写真集「SOKOHI 底翳」

本作の発表を記念した展覧会を開催します。写真集は発売後間もないですが、非常に好評です。国内での数少ない展示の機会です。是非お立ち寄りくださいませ。

作品ステートメント:

「底翳」(そこひ)とは、底にある翳、眼球内に潜む翳、つまり何らかの眼内部の異常により視覚障害をきたす目の疾患の俗称として江戸時代から使われてきた。そのうち、緑内障にあたる言葉は「青底翳」(あおそこひ)と呼ばれた。末期には角膜が地中海のように青緑色のようになり失明するという、ヒポクラテスの記述に語源があるとの一説もある。そうした長い歴史にも関わらず、現代の視覚障害の一番多い原因疾患である緑内障の病態は、その原因や治療法にいたるまでいまだ完全な解明がされていない。16年前に緑内障の診断を受けた父の場合も、点眼薬や手術による眼圧のコントロールの甲斐無く、視野狭窄がゆっくりと、そして確実に進行している。昨日よりも少し暗い朝に起き、物を取ろうとする手は宙を泳ぐ。
父はかつて、ありとあらゆるものをノートに書き留める人だった。旅先で写真もたくさん撮った。30年以上にもわたる編集者としてのキャリアは、常に膨大な本と文字に囲まれていた。そんなかつての生き方とは裏腹に、緑内障により少しずつ視力を失いつつある今は、書くことも読むことももはやその意味をなさなくなってしまった。
視野が狭くなっていく自分の境地を、静かに淡々と受け入れているかのように見える父はその一方で、差し込んでくる光を離すまい、失うまい、と必死で病の進行に抗う一面をふとした瞬間に外に出すことがある。だが自分の周囲に壁をしっかりと築き、父が見えないものが見えて、父が見ているものを同じようには見ることができない他者からは単なる同情や共感を簡単には寄せつけない。
その壁の隙間からそっと覗くと、そこには、底に潜む翳の淵を時には頼りなく、しかし時には新しい認知を求める確かな足どりで、出たり入ったりする父の姿が見え隠れする。父の失明への旅は、まるで翳と光の間を行ったり来たりする波のように進んでいる。

鈴木萌 

東京都出身。London College of Communications, University of the Arts London卒業。2011年日本への帰国を機に製本技術を取得し、ヴィジュアルアーティストとしての活動を開始する。写真/アーカイブ/イラスト/製本技法/インスタレーションを織り交ぜながら、障害や共同体の歴史、環境汚染、開発などにより変化する記憶や認知に関するナラティブを表現している。2020年に発表した作品「底翳(SOKOHI)」は東京のReminders Photography Stronghold を皮切りに、北アイルランド、シンガポール、京都、オーストラリアなどで展示された。同時に自主出版されたアーティストブック「底翳」はフランスのLuma Rencontres Dummy Book Award 2021などを受賞し、2022年にフランスの出版社より普及版が出版されたばかり。

 

©︎Moe Suzuki

 

2022.06.17お知らせ

夏季休暇とお盆営業日のお知らせ

夏季休暇とお盆営業日のお知らせです。

8/10,11 お休み

8/12,13 @nmn_noma 店番 通常営業+イベント

8/14,15,16 お休み

 

※8/10-16まで店主は夏季休暇を頂きます。

お問い合わせ、メールのお返事などは休暇明けとなりますのでご了承ください。

※8/12,13は当店の店番や選書の仕事などをしているnomaさんが店番と作家を呼んでイベントを催します。お気軽にご来店ください。

※12,13以外は通販の発送はございません。配送指定日をお受け出来ない場合がございます。

 

 

2022.05.25展示

2022.6/15-7/3 青葱を切る

ひかりをつんで

あつめていた

それははじまりと終わりの

どちらでもない瞬間

永遠

なんてわからないけど

こういうことかなあ

と言って

光る果汁を

サラダに振りこぼして笑っていた

あのひとは

あの夏のすがたのままで

そしてわたしはひかりをつんで

あつめていた

いつかあのひとに

会えるような気がしていた

(ひかりをつんで)

 

『青葱を切る / 藤本徹』(新版)の発行を記念し、詩と絵の「青葱を切る」展を開催します。

詩「青葱を切る」と西淑さんによる装画の原画を展示。

また、6月18日(土)にはblackbird booksでは約5年ぶりとなる藤本さんの朗読会を開きます。

(→満席となりました)

お陰様で4月の発行後、多くの書店にて取扱い頂いていることもあり、反響が続いています。

藤本徹の詩の世界を体験出来るものにしたいと思っています。

是非観にいらして下さい。

 

「青葱を切る」朗読会

満席となりましたので受付終了致します。

6月18日(土)19時ー20時

参加費1000円

定員10名様(感染対策のため少人数での開催となります。ご了承ください)

定員になり次第受付終了となります。

ご予約はこちらから。

info@blackbirdbooks.jp

06-7173-9286

(お名前、人数をお知らせください)