
本のこと、お店のこと、日々のこと
2025.11.16展示
この夏、作家自ら立ち上げたレーベル真珠出版より刊行した写真集『ー・・』(チョー タン タン)の刊行を記念した巡回展示を行います。
海と土地の持つ戦争の記憶を現代に写真と音で表現した本書は今年最も印象に残った一冊です。
横浜市民ギャラリーでの展示も大きな話題を呼び、初版は瞬く間に完売。
第二刷がこの11月に完成しました。
「記憶」をテーマに制作を続ける作家の代表作となることはもちろん、後世に読み継がれていくことを願う作品です。
本展では額装写真のほか、横須賀で採集した海の音や貝殻を展示します。
また、プリント作品の販売も予定しております。この機会をぜひご利用ください。
作家ステイトメント
ー・・ 海底到着
聞こえますか
聞こえますか
聞こえますか
見えますか
そこから僕のあぶくは見えますか
夜の海に浮かぶ光は何に見えますか
第二次世界大戦終戦間近の夏、横須賀の野比海岸では特別な訓練が行われていた。
頭上を通過する敵の船に機雷を撃ち込むために、来る日も来る目も海に潜る少年たちがいた。
彼らは「伏龍特攻隊」と呼ばれた。
2024年の夏、私は横須賀の海で、彼らが遺した手記を頼りに写真を撮り、音を集めた。
そのときの私の視線は、彼らの視線よりも、
ガラスのゴーグル越しに彼らの目を覗き込んでいた魚たちのまなざしに近かったように感じる。
彼らが潜っていた海と、私が見ているのは同じ海。
海はすべてを見ていた。
過去はここにある。
未来もここにある。
波は沖から過去を運んできて、波打ち際で私に未来を見せる。
濵本 奏
2000年生まれ。人やものや土地が持つ「記憶」を主なテーマに、壊れたカメラを用いた撮影方法やミクストメディア的な手法を導入して制作をおこなう。2025年、出版レーベル、真珠出版をスタート。
濵本奏 写真集『ー・・』刊行記念展示
主催:真珠出版
会期:2025年12月5日(金)〜12月21日(日) 10:00〜19:00 月曜・第三火曜定休
会場:blackbird books 〒561-0872 大阪府豊中市寺内2-12-1 緑地ハッピーハイツ1F





2025.10.11展示
好きな映画を観ると貼りたくなる。
素晴らしい絵を観ても貼りたくなる。
お気に入りがたくさんあるのは幸せだ。
お気に入りがひとつだけあるのも幸せだ。
大阪在住のアーティスト木葉絢子さんのbbbでは初となる個展を開催します。
「愛石家」と称し”エキセントリック水石”を制作する傍で時々発表しているコラージュ作品に僕は目を奪われていました。芸術家や音楽家たちが切り取られ、絶妙な配置で浮遊するそれらはサイケデリックでありつつも洗練され、時代を超えて愛されてきたアンティーク作品のようです。
額装も含めてとにかくかっこいいので是非観にいらしてください。
木葉 絢子
愛石家として”エキセントリック水石”と名付けたオブジェを制作する傍ら、日々の機微を切り取ったコラージュを制作している。
ここだけの話、実はコラージュの方が好きである。
本展はコラージュが中心の展示となる。
IG:@konohaayako
木葉 絢子 個展「Subtleties」
11/8(土)-30(日)
10:00~19:00 (月曜、第三火曜close)
at @blackbirdbookjp

2025.10.03イベント
※こちら満席となり受付は終了いたしました。
キャンセルが出た場合はこちらは当店SNSにてご案内いたします。
10月31日(金)に詩人の向坂くじらさんを大阪にお迎えして朗読会を開催します。
2022年発表の第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社、後に百万年書房より増補・新装版)からblackbird booksでは向坂さんの書籍を販売して参りました。その最初の詩集を読んだ時、言葉の持つ柔らかさも鋭さも自由に紙へ落としていく様を見て深く唸りました。
詩集発表後の数々のエッセイの刊行、小説家として二度の芥川賞候補になるなど、そのご活躍は周知の通りです。
しかし向坂さんの芯にあるのは詩人としての姿です。
大阪での貴重な機会、ぜひご参加くださいませ。
『アイムホーム』(百万年書房)刊行記念
向坂くじら朗読会
10/31 (金) 19時スタート
会場:blackbird books(大阪府豊中市寺内2-12-1 1F)
ご予約:info@blackbirdbooks.jp / 06-7173-9286(お名前、人数をお知らせください)
定員:先着20名様
会費:2000円
向坂くじら(さきさか・くじら)
詩人。2022年埼玉県桶川市に「国語教室ことぱ舎」を設立し、小学生から高校生までを対象とした国語の指導を行う。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」でアーティストとしても活動。著書に詩集『とても小さな理解のための』(百万年書房)小説『いなくなくならなくならないで』『踊れ、愛より痛いほうへ』(河出書房新社)エッセイ集『ことぱの観察』(NHK出版)『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、共著に『群れから逸れて生きるための自学自習法』(明石書店)など。1994年名古屋生まれ。慶應義塾大学文学部卒。

2025.10.01お知らせ
当店も参加している「独立書店ネットワーク」企画による、みすず書房フェアを開催します。
オンラインも同時開催。
※年末までに下記冊子がなくなりましたら終了します。
それにあわせ冊子「わたしのみすず書房」を「独立書店ネットワーク」で編集、発行しました。
ネットワーク約50店舗中、フェア参加17店による「わたしのみすず書房」を各一冊ずつ紹介する他、夏葉社の島田潤一郎さん、宇野澤昌樹さんによる寄稿、潮田登久子さんによる写真を掲載するなど充実の読み物に仕上がりました。
僕はお店にとっても個人的にも大切な一冊である李さんの『余白の芸術』を紹介しています。
フェア期間中、店頭、オンラインショップにてみすず書房の書籍をご購入に方に配布、または300円にて販売させていただきます。
冊子掲載の本をはじめ、『夜と霧』『クレーの手紙』『沖縄の生活史』など当店定番の本も展開しています。ぜひ手に取ってみてください。
フェア参加店一覧:
誠光社
ON READING
BOOKNERD
葉々社
REBEL BOOKS
VIVO,VA
本屋lighthouse
本の轍
twililight
冒険研究所書店
リバーブックス
メリーゴーランド京都
本屋・生活綴方
1003
toi books
Title
blackbird books
2025.09.11展示
Three Boosから4冊目となる長い長いタイトルの写真集「TO TELL MY REAL INTENTIONS, I WANT TO EAT ONLY HAZE LIKE A HERMI」(正直いえば、仙人みたいに霞だけを食ってたい)の写真展を、blackbird booksで開催します。
ベルギー人作家カトリーヌ・ロングリー(Katherine Longly)が「食と身体の関係ってなんだろう?」の問いを巡って日本を舞台にリサーチしたプロジェクトを、見て、読んで、自分と繋がりを想像して味わえる、ユニークな写真集である本書。この度blackbird booksでは作品の展示に合わせて、カトリーヌの問い「食と身体の関係ってなんだろう?」を作家を囲みながらみんなで語りあうトークイベントも開催します。
ぜひ、展示とイベントを通して、この写真集を体験してみてください。
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「食べること」は単なる「行動」にとどまらない。喜びの源と同時に自分の体をコントロールする道具。人とつながる手段である一方、孤独な楽しみ。自由気ままなれるし、不安も生み出すもの。食と私たちの関係はさまざまな顔を持つ。感情と結びつき、社会的かつ個人的な歴史を照らし出すこともできる。しかしそれは一体どこから来ているのか?
私は子供の頃太っていた。今でもぽっちゃりとしていた幼い頃の亡霊につきまとわれながら、食べ物の支配と喜びのはざまを行き来している。日本でのアーティストレジデンスに参加しながら、年齢、背景、摂食障害の経験など異なる10人に、インタビューを行い、使い捨てカメラで自分と食の関係を写真に記録してもらった。こうして生まれた10人の極めて個人的かつ、世界中につながる物語は、食と身体の関係がどこに根差し影響を与えているのか示しながら、さらに深い問いへと私たちを誘う。
ーカトリーヌ・ロングリー
【写真展】
2025年10月4日(土)ー2025年10月26日(日)
【 ご予約受付中 作家を囲む座談会『食べ物と身体と思い出と』】
来日中のカトリーヌ・ロングリーを囲み、写真集の紹介の後、参加者のみなさんも一緒に「食と身体の関係」を語り合う座談会イベントです。日本の食にまつわる窮屈なプレッシャー、自分自身や家族の記憶や思いなど….自由に、そして互いに耳を傾けながら、参加者が語ることができる夜にできたらと思っています。
ゲスト:作家カトリーヌ・ロングリー
ファシリテーター: Three Books共同代表・吉田亮人
※英語の逐次通訳が入ります。
2025年10月4日(土)18:00スタート
会場:blackbird books(大阪府豊中市寺内2-12-1 1F)
ご予約:info@blackbirdbooks.jp / 06-7173-9286(お名前、人数をお知らせください)
定員:先着15名様
会費:2000円
【作家プロフィール】
カトリーヌ・ロングリー
ベルギー/ ブリュッセルを拠点に活動するビジュアル・アーティスト。写真、コミュニケーション、人類学、それぞれの専門知識を活かした作品制作を行う。毎年数ヶ月間滞在する日本とは強い絆を紡ぎ、日本の社会的課題に焦点を当てた作品も数多い。世界中で作品展示経験を持ち、これまでに3冊の写真集を出版している。ロングリーの表現活動は、他者への純粋な好奇心と、人々が持ち合わせる個人的な物語への探究心を核に展開されている。
https://www.katherine-longly.net/


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