本とわたしを離さないで

2019.07.21イベント

8/17(土)「人類堆肥化計画-悦ばしい腐敗、土になりうる人間」吉村萬壱×東千茅

この度増刷となった「より生きる」ために創刊した「ライフマガジン」『つち式』主宰の東千茅と小説家吉村萬壱の対談です。

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人間を憩わせず、どついていく。
それが、吉村萬壱の小説群と東千茅の主宰する雑誌『つち式』とに共通する態度ではないだろうか。

人間というやつはどうしようもない存在だ。我が物顔でふんぞりかえり、生き物たちを殺しまくり、増えまくる。
全くもって腐っている。
人間なんていないほうがいいのかもしれない。しかし腐敗は、生命を育む堆肥への第一歩でもある。

腐っていることが問題なのではない。腐っているのを誤魔化すことこそが問題なのだ。
ならば、人間をどつきまわし、切り刻み、溶かして、より腐らせていこう。
あなたもわたしも腐っている。手に手をとって、人間なんかやめて堆肥になろう。

そういうことを話すトークイベントです。(東千茅)

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8/17(土)19:00~20:30

「人類堆肥化計画-悦ばしい腐敗、土になりうる人間」吉村萬壱×東千茅

参加費:1500円

定員:20名様

ご予約・会場:blackbird books 06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp お名前、人数をお知らせください。

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吉村萬壱(よしむら・まんいち)

小説家
  1961 年、大阪で育つ。
  2001 年「クチュクチュバーン」で第92 回文學界新人賞を受賞しデビュー。
  2003 年「ハリガネムシ」で第129 回芥川賞受賞。
  2016 年「臣女」で第22 回島清恋愛文学賞受賞。
  他の著書に、
  『バースト・ゾーン』『ボラード病』『ヤイトスエッド』『回遊人』『前世は兎』
  エッセイ『生きていくうえで、かけがえのないこと』など。

東千茅(あづま・ちがや)
農耕者/雑誌『つち式』主宰
1991年、大阪生まれ。
2015年、奈良県宇陀市に移り住み、ほなみちゃん(稲)・ひだぎゅう(大豆)・ニック(鶏)たちと共に里山生活を謳歌している
2018年、雑誌『つち式 二〇一七』を発刊。
他に、「『つち式 二〇一七』著者解題」『たぐい』vol.1(亜紀書房)。