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2024.05.08
『雨犬』刊行記念展以来、約1年ぶりとなる版画家・柳本史さんの個展を開催します。
この4月に刊行された柳本史小版画集『UTOUTO』の作品を中心に版画作品を展示販売。
展示期間中に『UTOUTO』を購入された方には小冊子『柳本史スケッチ集』をプレゼント致します。
(通販も対象です)
ご来店をお待ちしております。
※版画作品のご購入はお一人様2点までとさせて頂きます。
※抽選は行いません。初日混雑した場合は、整理券を配布致します。
UTOUTO 柳本史小版画集 刊行記念展
5月15日(水)ー6月2日(日)
blackbird books 豊中市寺内2-12-1 1F
o6-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp
10:00-19:00 月、第三火曜休み
2024.04.05
生活は腐敗との戦いだから米を炊けフォーエバー
もうずっと前に無くした気がしていた正気が鞄の底で見つかる
改札に向かうレースの一等になれたことない一度すらない
永遠を信じましょうよ冷凍庫入れれば賞味期限は無効
活躍をお祈りされる筋合いはないが見たいのなら見せてやる
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寺井奈緒美による短歌&エッセイ集『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)の刊行記念展を開催します。
刊行からちょうど一年経ちますが、既に3刷となっており、その勢いは止まる気配がありません。
口コミで本書の面白さが伝わっているのを実感します。短歌もエッセイも日々の生活の可笑しみを宝石のように取り出して見せてくれています。
寺井奈緒美は、歌人として活動するほか、habotanとしてユーモラスで愛らしい土人形を制作しており、本展では『生活フォーエバー』に収録の短歌を展示するほか、habotanの土人形も展示販売します。
そして短歌キーホルダー、巾着トートバッグも販売します。どうぞお楽しみに!
寺井奈緒美(てらい・なおみ)
1985年ホノルル生まれ。愛知育ち、東京在住。趣味は粘土で縁起のよい人形をつくること。2019年4月、新鋭短歌シリーズ『アーのようなカー』(書肆侃侃房)刊行。
2023年4月、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)刊行。
2024.03.08
写真を始めて早10年が経過した。
毎日欠かさずとは言えないものの、誰に頼まれるでもなく、地道に写真を撮り続けてきた。
政治、戦争、宗教、気候変動、LGBTQ、貧困、難民。
何ひとつ自分の写真には写っていない。
私が撮りたかった写真とは何だろうか。
いつしかそんな疑問が頭から離れなくなり、一旦カメラを置いて立ち止まる必要があると思った。
“私にとって”の写真を一から見つめ直すために、写真にまつわるetc.を自分なりの言葉で少しずつ書き留めはじめた。
日々感じていたこと、新しく気が付いたこと、ふと頭に浮かんできたこと。
そして、それらのバラバラに綴られた言葉たちをいつでも見返せるように、一冊のZINEにまとめることにした。
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今回、新作ZINE『写真についてのひとりごと 1』に収録された写真/テキストを中心とした作品展示を行います。
ここに綴られている言葉は、高らかな宣言でもなく、人々を導く金言でもありません。
もしかしたら偶然に誰かの耳に届くかもしれない、そんな写真についてのひとりごとです。
(山口卓也)
山口さんがblackbird booksに通い出してくれて10年とは言わないが5年以上は軽く経っていると思う。山口さんは真摯(紳士)な人で、写真や芸術に静かに真剣に向き合って来た。だから、こういう本を作るのは必然だったのかも知れない。
”ひとりごと”ではあるけれど先人への感謝と敬意、そして自身の未来へのある決意を宣言した一冊だ。
是非そんな一冊を手に取って写真を見て頂きたい。ひとりごとがどんな風に世に放たれていくのか、とても楽しみです。
(blackbird books 吉川)
山口卓也 YAMAGUCHI TAKUYA
写真家。大阪生まれ。
京都外国語大学を卒業後、ビジュアルアーツ専門学校大阪にて写真を学ぶ。活動初期からスナップショットの手法を軸に、俯瞰的な視点と独特の憂いを帯びた視線が交錯する独自の写真作品を発表している。また近年は「具象性」と「抽象性」をテーマにしたコンセプチュアルな写真表現にも精力的に取り組む。
2024.02.24
”猫はかわいい。異論はない。どちらかというと猫派だ。
でも好きな時に旅行に行きたいし、ひとつの場所に縛られたくない。
だからこの人生で、猫を飼うつもりはなかった。
モフちゃんに出会うまでは。”
コロナ禍真っ只中の2020年、鬱々としていた気分を紛らわす為に夜の散歩を日課としていました。
そのうち近所に野良猫一家が住んでいることに気がつきおやつやおもちゃを持って通い始めました。どの猫も桜耳ではないことが気になりつつも。
やがて冬を迎え春に差し掛かる頃、猫たちは発情期を迎えました。
1匹の猫が風邪を引いたことをきっかけに保護猫団体さんにコンタクトを取り猫たちに避妊手術をすることを決意。
特にお気に入りだった「モフちゃん」という猫をそのままうちで引き取ることに。突如始まった、飼うつもりのなかった猫との生活…
愛猫との出会い、暮らしを写真と言葉で綴り1冊のzineを作りました。その中から数点を写真作品として今回展示します。
(makitaaki)
猫との生活を言葉と写真で綴じたZINE『猫を飼うつもりはなかった』は発売後、静かに反響を呼んでいます。
写真は山口卓也さん。是非手に取って見てください。
※zineの売上の一部は「勝手にのらねこ基金」として保護猫団体さんに寄付を予定しています。
過去の寄付先:
古都ねこくらぶさま(2023年9月)
石川県獣医師会さま(2024年1月)
makitaaki
鳥取県出身。
London College of Communications, University of the Arts London卒業。ロンドン、東京、ベルリンで暮らした後、現在京都在住。
コロナ禍中に、自作のzineなどを制作・販売するセルフパブリッシング「POTLUCK PARTY」を始動。
旅をする途中で見つけた面白いものや日々の生活の中で感じたことをイラストや文章と共にzineというメディアで表現。主に文学フリマ京都など関西のブックフェアに参加・販売。
2024.02.21
※好評につき開催期間を延長致します。3月3日(日)まで。
歌集、グッズ、特典も補充いたします!
2020年、凄まじい動員を記録したナナロク社の「詩と造本」展、約3年半ぶり2回目の開催です。
今回は話題作を発行し続けているナナロク社の「歌集」を中心に展開します。
歌人と装丁家と出版社の協働で短歌を束ねて一冊の本にする。その制作過程のエピソードから紙の名前や造本のたくらみまで詳しくお伝えする展示です。
期間中、歌人の伊藤紺さんが2月7日の17時半から在廊予定です。岡野大嗣さんも時々来店されます。
特典、グッズのご案内
・ナナロク社歌集ご購入特典(店頭のみ)
歌集の造本についての情報がまとめられたポストカードセット(12枚入)
・店頭販売グッズ
短歌アクリルキーホルダー(木下龍也9種・岡野大嗣9種)
短歌焼印しおり(木下達也9種・岡野大嗣9種)
伊藤紺×脇田あすか「〜 Relay 〜」蛇腹ポストカード
(歌人の伊藤紺とデザイナーの脇田あすかの二人展「〜 Relay 〜」の会場でのみ販売されたグッズです。伊藤の短歌を見て、脇田が絵を描き、その絵を見て、伊藤が短歌を書く……といった3往復による作品が、6枚組の蛇腹ポストカードになりました。全2種です。ミシン目で切り離しても使え、繋がったまま飾るのもいい。)
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