category archives : 展示
2024.02.24
”猫はかわいい。異論はない。どちらかというと猫派だ。
でも好きな時に旅行に行きたいし、ひとつの場所に縛られたくない。
だからこの人生で、猫を飼うつもりはなかった。
モフちゃんに出会うまでは。”
コロナ禍真っ只中の2020年、鬱々としていた気分を紛らわす為に夜の散歩を日課としていました。
そのうち近所に野良猫一家が住んでいることに気がつきおやつやおもちゃを持って通い始めました。どの猫も桜耳ではないことが気になりつつも。
やがて冬を迎え春に差し掛かる頃、猫たちは発情期を迎えました。
1匹の猫が風邪を引いたことをきっかけに保護猫団体さんにコンタクトを取り猫たちに避妊手術をすることを決意。
特にお気に入りだった「モフちゃん」という猫をそのままうちで引き取ることに。突如始まった、飼うつもりのなかった猫との生活…
愛猫との出会い、暮らしを写真と言葉で綴り1冊のzineを作りました。その中から数点を写真作品として今回展示します。
(makitaaki)
猫との生活を言葉と写真で綴じたZINE『猫を飼うつもりはなかった』は発売後、静かに反響を呼んでいます。
写真は山口卓也さん。是非手に取って見てください。
※zineの売上の一部は「勝手にのらねこ基金」として保護猫団体さんに寄付を予定しています。
過去の寄付先:
古都ねこくらぶさま(2023年9月)
石川県獣医師会さま(2024年1月)
makitaaki
鳥取県出身。
London College of Communications, University of the Arts London卒業。ロンドン、東京、ベルリンで暮らした後、現在京都在住。
コロナ禍中に、自作のzineなどを制作・販売するセルフパブリッシング「POTLUCK PARTY」を始動。
旅をする途中で見つけた面白いものや日々の生活の中で感じたことをイラストや文章と共にzineというメディアで表現。主に文学フリマ京都など関西のブックフェアに参加・販売。
2024.02.21
※好評につき開催期間を延長致します。3月3日(日)まで。
歌集、グッズ、特典も補充いたします!
2020年、凄まじい動員を記録したナナロク社の「詩と造本」展、約3年半ぶり2回目の開催です。
今回は話題作を発行し続けているナナロク社の「歌集」を中心に展開します。
歌人と装丁家と出版社の協働で短歌を束ねて一冊の本にする。その制作過程のエピソードから紙の名前や造本のたくらみまで詳しくお伝えする展示です。
期間中、歌人の伊藤紺さんが2月7日の17時半から在廊予定です。岡野大嗣さんも時々来店されます。
特典、グッズのご案内
・ナナロク社歌集ご購入特典(店頭のみ)
歌集の造本についての情報がまとめられたポストカードセット(12枚入)
・店頭販売グッズ
短歌アクリルキーホルダー(木下龍也9種・岡野大嗣9種)
短歌焼印しおり(木下達也9種・岡野大嗣9種)
伊藤紺×脇田あすか「〜 Relay 〜」蛇腹ポストカード
(歌人の伊藤紺とデザイナーの脇田あすかの二人展「〜 Relay 〜」の会場でのみ販売されたグッズです。伊藤の短歌を見て、脇田が絵を描き、その絵を見て、伊藤が短歌を書く……といった3往復による作品が、6枚組の蛇腹ポストカードになりました。全2種です。ミシン目で切り離しても使え、繋がったまま飾るのもいい。)
2023.12.26
中島あかねの作品集『FLOW』(torch press)は、中島が身近にある小さな自然に触れた感覚を、水彩のにじみを用いて表現した新境地です。強い日差しを浴びた植物の葉、アスファルトに落ちた影、夕方の薄紫色の花びら、枯れた草などをイメージソースに、ドローイングへと落とし込みました。日常の小さな気づきを絵に落とし込むことで、中島の独特の感性が立ち現れてきます。小さな蛇腹本を束ねるリボンには中島自ら着色を施しています。
本書の刊行を記念して、blackbird booksの店内にて新作ドローイングと原画を展示します。
中島さんをbbbへお招きするのは初めてです。前作の『Float』を見た時から注目していたのでとても楽しみです。
中島あかね(Akane Nakajima)
1992年生まれ、東京在住。主な個展に、2015年に個展「レジャー」をガーディアン・ガーデン(東京)、2016年「ちょっとさわる」Gallery Trax(山梨)、2017年「庭を泳ぐ」、VACANT(東京)、2019年「夏の一日」Gallery Trax(山梨)などがある。主なグループ展に、2018年カニエ・ナハとの二人展「準備している時が一番もりあがる」Open Letter(東京)など。2020年に作品集『Float』を、2023年に『FLOW』をtorch pressより刊行。
2023.11.19
益子を拠点に活動する画家河合浩の個展を開催します。
blackbird booksでは2年半ぶりの展示となります。
当店ではロングセラーになっている作品集”LIVING”に続く”LIVING IN OBLIVION”を河合さんは先日発行されました。日々生活の中でフリージャズのように描き続けている河合さんの作風に僕はいつも惹かれています。そういうわけで今回のタイトルはソフトマシーンから。
前回は絵画の他に木片作品や手ぬぐいなども販売しました。
今回どうなるのはあえて聞いていません。また始まりましたらSNSなどで紹介して行きます。
Yutaka Kawai Exhibition”Plus Belle Qu’une Poubelle”
December 9 sat – 24 sun 2023
at blackbird books
Holiday 11,18,19
2023.11.01
東京・福生を拠点に活動する写真家小川尚寛の初となる個展。
写真集『Patrick』の発売記念として代官山・蔦屋書店で始まったこのツアーはblackbird booksが終着駅になります。
小川は2022年5月、アメリカはワシントン州アバディーンを訪れ小太りの男”Patrick”と出会い、意気投合した2人は短い旅に出る。
「アメリカ、ワシントン州アバディーンを訪れた際に出会った、サバービア(郊外)に暮らす人々のありふれた生活風景や、手つかずの森に広がる神話的とも言える大自然を、レンズを通して繊細かつリアルに捉え、荒涼としながらも美しく生きるアメリカの情景を表しました。
みなさまお誘い合わせの上、ぜひご高覧ください。」(小川尚寛)
小川 尚寛(Naohiro Ogawa)
1987年東京都生まれ。
青山スタジオ勤務。その後 上田義彦に師事し、2019年 写真家として独立。 福生にある米軍ハウスに住みながら人々の生活を中心としたポートレイトを撮影、作品を制作。
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