本とわたしを離さないで

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2020.01.31展示

2月29日(土) ~ 3月15日(日) 植本一子 『うれしい生活』出版記念写真展

『娘たちの成長と、夫の死ー。 家族のかたちを模索した十年の軌跡』

写真家植本一子の初の写真集「うれしい生活」の出版を記念し、blackbird booksにて写真展を開催します。

渋谷、名古屋からの巡回展となります。

この十年、植本さんは夫、娘たち、母親、恋人、友人たちとの極めて個人的な関わり(物語)を日記に残し、「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」「台風一過」と著書として発表してきました。

写真集「うれしい生活」にはその十年間撮り続けた夫、娘たちをはじめとした家族や友人たちの写真が収められています。

時が経つに連れ家族の様子は変わっていきますが、いつも皆、光に包まれているように見えます。

『あなたに会えて私はうれしい たとえ一緒にいられなくても』と語る植本さんが何を写して来たのか、是非観にいらしてください。

 

下記トークイベントはコロナウイルスの影響により中止となりました。

何卒ご了承くださいませ。

【植本一子 トークイベント】

2/29(土)19:00~20:30

参加費:1500円

定員:先着25名様 

会場・ご予約:blackbird books  / 06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp お名前、人数をお知らせください。

 

植本一子

1984年広島県生まれ
2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。 写真家としてのキャリアをスタートさせる。
広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活躍中。

2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。

著書に「働けECD〜私の育児混沌記〜」(ミュージック・マガジン)「かなわない」(タバブックス)「家族最後の日」(太田出版)「降伏の記録」(河出書房新社)「フェルメール」(ナナロク社・BlueSheep)「台風一過」(河出書房新社)がある。

 

 

 

 

2019.06.29イベント

【受付終了】7/26(金) 「台風一過」刊行記念 植本一子トークイベント『家族』

※満席となりましたので受付終了致しました。

 

この春、河出書房新社から植本一子さんの「台風一過」が刊行されました。

発売を記念しblackbird booksでは著者の植本さんとご指名を受けたbbb店主吉川の対談トークイベントを開催致します。

「台風一過」は表紙を開くと闘病の果に亡くなった夫(ECD)への短い手紙が挟まれています。

そしてこの本は夫が亡くなった2週間後から始まり1周忌で終わる日記です。

これまで「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」と2011年から続いた日記もこれで終わりだろうと僕は思いました。。

2011年のときの「家族」が激動の日々を生きて、また新しい「家族」になったからです。

恋や愛、喪失の裏で植本さんは一貫して家族について書き続けてきました。

それは家族に宛てた手紙のようなものだったのかも知れません。

帯にはこう書かれています。「自分自身として生きること、自分たちの家族をつくること」

対談のテーマは『家族』です。

ご来場お待ちしております。

 

植本 一子
1984年、広島県生まれ。2003年キャノン写真新世紀で優秀賞を受賞。

著書に『働けECD 私の育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、共著に『ホームシック 生活(2~3人分)』がある。

 

「台風一過」刊行記念 植本一子トークイベント『家族』

植本一子×吉川祥一郎 (bbb店主)

7/26(金)19:00~20:30

参加費:1000円

定員:25名

場所・ご予約:→受付終了致しました。

植本さんの著作をお買い上げの方には終演後サイン会を行います。

 

 

2012.06.08ブログ

植本一子 / 働けECD

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ラッパー「ECD」の奥様であり写真家、植本一子さんの育児(混沌)記です。
帯にはこう書かれています。
「月給16万5千、家賃11万、家族4人(と猫3匹)、生活してこれたのが不思議でしょうがない」
もともとECDの本が好きだったし、僕も子供が出来て簡単な家計簿を付けるようになったから手にとってみたのです。
そして僕もこの帯の文言に少し近い生活をしている。そしてそれを僕は恥ずかしい事だとは思っていない。そしてもちろんこの本にはそんな事に一言も触れていない。そんな本は面白くもなんともないですからね。

この本に収められた育児記は2010/2/11に始まり、2011/4/19に終わっています。各日付には家計簿が添えられています。電気代、食料、猫エサ、缶コーヒー、散髪代、ふりかけ、アイス、バス代、などなど日常が細かに刻まれていきます。やはりラッパーだけあって、レコード、CDの出費が凄まじい。僕も自慢では無いですがかなり音楽にはお金を掛けるほうです。しかしそれを生業にしている人とは比較にならない。

始まりはコーラ飲みすぎ、今日もレコード買ってる!など微笑ましい内容が多いのですが、日記が進むにつれ、一子さんの主に夫や家族、友人、周りの人々への気持ちがかなり赤裸々に綴られてくるようになります。ただの家計簿ではない。感謝、怒り、悲しみ、喜び、親への複雑な感情。そこには「生きている」という事実がはっきりと刻まれている。
そして僕は毎日どたばたと喜びと悲しみを背負ってこんな風に生きている家族が世界中にたくさんいるんだよな、と思いを馳せます。僕の隣に住む家族も、上に住む足音がバタバタうるさい家族もきっといろんな物を背負っているんだろうなと想像します。

やがて東京のど真ん中で3.11を迎え混沌に飲み込まれていく家族。そこではいかに「家族」や「友人」との絆が大切なのかに気付かされる。この部分は是非買って読んで頂きたいと思います。

あとがきのタイトルは「今日も誰かのために生きる」
お金に心を奪われて失ってしまったものはつまりこういうことなのだろうと思います。

ちなみに2009年にECDが書いた家族生活「ホームシック 生活(2~3人分)」(フィルムアート社)も素晴らしい本です。