本とわたしを離さないで

2022.02.23展示

2022.3.12 土 – 4.3 日 阿部海太 絵と言葉による新作展 『ふたつの目のたま がらんどう 夜がそそがれ 朝がこぼれて』

絵を描くとき、この目に映っているものはそもそも何なのか。

どこまで遠く映るのか。映ったものに意味はあるのか。

目だけになって彷徨い歩くうちに、瞳は透けて、

やがてがらんどうになった。これらはそれからの絵と言葉。

(阿部海太)

 

blackbird booksではこれまで絵本出版記念展や所属レーベルKiteの展示など様々な形で阿部さんの絵に関わって参りました。

振り返ると個展・新作展として提示するのは初めてかも知れません。

空想と現実の間を独り歩んでいくような絵、そして近年bbbでも大きなテーマとしている「言葉」を展示します。

どうぞお楽しみに。

 

阿部海太 / ABE KAITA
絵描き・絵本描き。1986年生まれ。埼玉出身。
東京藝術大学デザイン科卒業後、ドイツ、メキシコに渡る。
2011年より東京にて絵画と絵本の制作を開始。
翌2012年に本のインディペンデント・レーベル「Kite」を結成。
2016年夏より拠点を神戸に移す。
著書に『みち』(リトルモア 2016年刊)、
『みずのこどもたち』(佼成出版社 2017年刊)、
『めざめる』(あかね書房 2017年刊)、
『ぼくがふえをふいたら』(岩波書店 2020年刊)、
共著に『はじまりが見える 世界の神話』(創元社 2018年刊)。