本とわたしを離さないで

2021.06.27展示

7/7-7/25→8/1『ふたりはひとり 西尾勝彦の詩』

※好評につき8/1(日)まで会期を延長致します。

 

7月7日の七夕から奈良の詩人西尾勝彦の詩と詩集「ふたりはひとり」(七月堂)の装画を手がけた東京を拠点に活動する画家・小川万莉子の原画を展示致します。

また、展示に合わせ封筒に入った小さな詩集「やすらぎの蔭」を販売致します。

 

4年ぶりとなった詩集「ふたりはひとり」はふたりが会話を交わしながら山道を行く長い散歩のような一篇の詩です。

言葉は宙を舞い、初めから終わりまで白昼夢の中にいるようで、けれど確かな湿り気と温もりを帯びています。

言葉が表現しているのはふたりの鼓動が重なっていく幸福でしょうか。

詩の前でじっと思いを巡らせていく時間を過ごして頂ければ幸いです。

「やすらぎの蔭」は2019年6月、blackbird booksで開催された西尾さんの朗読会で発表となった「場末にて」という詩と詩のかけら4篇(書き下ろし)を封筒に収めたものです。

「場末にて」はあっと唸った当店にとっては忘れられない詩です。

 

小川万莉子さんの絵は「ふたりはひとり」の装画2点と描き下ろしの絵を展示販売致します。

西尾さんの今回の詩に流れている「夢とうつつのあわい」の空気が表現された素晴らしい作品。

大阪で見られる貴重な機会です。

 

『ふたりはひとり 西尾勝彦の詩』

7月7日-7月25日 →8月1日

blackbird books (月曜・第三火曜定休)

06-7173-9286

info@blackbirdbooks.jp