本とわたしを離さないで

2019.04.19イベント

5/18(土)19:00~『まなざしが出会う場所へ-越境する写真家として生きる』刊行記念 渋谷敦志トークイベント

manazashi

※満席となりましたので受付は終了致しました。

沢山のお問い合わせありがとうございました。

写真家、フォトジャーナリスト渋谷敦志さんが2019年1月末に刊行された『まなざしが出会う場所へ』

本書の刊行を記念しトークイベントを開催致します。

『まなざしが出会う場所へ』は渋谷さんの自伝的ルポルタージュ。

17歳の時に一ノ瀬泰造の写真に出会い、そのまま写真家になろうと決意し、以後26年間写真家として歩んできた道を振り返りながら記されました。

一ノ瀬泰造やセバスチャン・サルガドとの出会い、そしてブラジル、アフリカ諸国、カンボジア、タイ、ミャンマー、幾度もの越境で体験して来たことを綴っているのですが、

本書でとりわけ心を揺さぶられる描写が渋谷さんの心の葛藤です。

南西アフリカのアンゴラ内戦を取材し、国境なき医師団が開設した集中栄養治療センターを訪れたときのこと。

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せめて両手を合わせようと、息を殺して子どもの骸(むくろ)に近づき、半開きの目の奥を覗き込む。その瞬間、写真家であるこちらが一方的に見ていたはずのその眼が、逆にぼくの眼を見つめ返し、問いつめてきたのだった。

お前に写真を撮らせるためにここに来たのではない、ぼくは生きるためにここに来たんだ、と。

その眼にたじろき、何歩かあとずさった。

カメラを持ってそこにいる。ただそれだけで、いのちを冒涜しているように思えていたたまれなかったが、ひとつのいのちが飢餓によって失われた事実を、そしてただ傍観することしかできなかった自分の無力をせめて記憶に刻もうと、ごめんな、と心のなかで手を合わせてファインダーをぐっと覗き込んだ。

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こうした場面に幾度となく遭遇しながも、何度も写真家の道を閉ざそうと考えならも渋谷さんは道を作ってきました。

26年間の歩みを写真を交えて語って頂きます。

 

『まなざしが出会う場所へ-越境する写真家として生きる』刊行記念 渋谷敦志トークイベント

5/18(土)19時~20時30分

定員:20名様

参加費:1000円

ご予約・開場:blackbird books →満席御礼。受付は終了致しました。

 

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