2017.08.15ブログ
真夏の昨日、陽が沈んで、真っ黒に日焼けしたあなたとお姫さまごっこをした時にね、(僕はもちろん王子様)
「踊りましょう」とあなたが言ったんだよ。
僕は疲れてたけどあなたが満足するまで二人で手を取り合って踊ったよ。畳の上で。
あなたは真剣で、一切笑わずに、お姫様になりきっていて、汗を流しながら踊っていたよ。
僕はそれを見ていたら、疲れが吹っ飛んだよ。
それからね、売上がいいと悪いとか、じいちゃんはそろそろ逝ってしまうなとか、夏は電気代かさむなとか、
誰のための政治やねんとか、税金返せとか、読んでいない本がどんどん溜まっていくなとか、観たい映画があるなとか、
あなたとフェスに行きたいなとか、あの本仕入れるかどうしようかなとか、
そんなこと全部どうでもよくなってしまったよ。
ただただあなたを可愛い人だなあと思い、生まれてきてくれてありがとう、と思ったよ。
40近くなっても夏の夜は切なくなるんだなと思ったよ。
踊る姿をちゃんと目に焼き付けておこうと思ったよ。
今しか見られないからね。
来年の夏は初めての夏休みですね。
頑張って遊ぶ時間作ります。
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