本とわたしを離さないで

2015.02.01ブログ

2015年2月1日の朝

2015年2月1日は朝から酷く憂鬱で悲惨なニュースが流れていました。

今の日本が戦後から最も混乱し、何か得体のしれない灰色の空気に覆われているのは間違いないようです。

憲法改正とお金のことしか頭にない政府と、厚顔無恥なそのリーダー。節操なく、下品な言葉を使うマスコミ。情報操作され、沈黙するジャーナリズム。

人は過去からしか学べません。未来には何も無いですから。過去の連続が今になる。

戦後の日本は未来をのみ見ながら歩んできたように思います。過去を振り返らずに。戦争が終わった、自由だ、輝かしい未来へ走っていこう。

家族を養うために走り出した祖父母がいて、経済成長を体感しながら走り続けた父母がいて、その恩恵を受けている私がここにいます。

私に出来ることは何か。そのバトンを受け取って、更に走り続けるのか? そうではないように思います。

ここで何とか自分のやり方で一旦腰を下ろし、過去を振り返る必要があるのではないか。何がどうしてこうなってしまったのか。一つ一つ紐を解いていくように。

こんな風に思ったのは今朝が初めてではなくて、何となく、やはり、9.11以降から思っていました。

(もっと突き詰めると私にとっては1995年が大きく、その萌芽があったように思います)

そしてそれは恐らく私だけではない。

先祖に感謝しながらも、私の世代には私の世代の役目があるのでないか。そんなことを考えた朝でした。