本とわたしを離さないで

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2022.11.25展示

2022.12/10(土) – 25(日) 『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』タダジュン版画展

blackbird booksでは初となる、そして念願でもありましたイラストレーター・版画家タダジュンさんの版画展を開催します。

映画『スモーク』の原作としても知られ、2021年にスイッチ・パブリッシングより刊行された『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』(著:ポール・オースター/訳:柴田元幸)に描き下ろした挿絵版画を展示販売いたします。

店頭では挿絵版画の他、オリジナルミニ版画、版画シート、オーギー・レンのポスター、ポストカード、zineなどを販売しております。

また、会期中に店頭にて本書をご購入いただいた方には抽選でミニ版画をクリスマスプレゼント!

版画作品はお正月期間中に通販も予定しております。こちらは追ってご案内致します。

 

 

profile

タダジュン Jun Tada

イラストレーター・版画家  東京在住
版画の技法を使い、書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動中

主な仕事に、『犯罪』『罪悪』『カールの降誕祭』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一 訳(東京創元社)、
『ガラスの街』ポール・オースター/柴田元幸 訳(新潮社)、『後藤明生コレクション』全5巻(国書刊行会)、
雑誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)のイラストレーションなど。

 

クリスマスプレゼント(抽選)の本型版画

2022.08.27イベント

10/5-10/16 『ゼペット』カナイフユキ原画展

『ゼペット』(著者:レベッカ・ブラウン 訳:柴田元幸 絵:カナイフユキ 発行:ignition gallery )

刊行記念原画展を開催します。

アメリカの作家レベッカ・ブラウン原作の短編を柴田元幸が翻訳し、イラストレーターのカナイフユキが絵を付けた悲しみと優しさに溢れた絵本。
ゼペットはご存知ピノキオを産んだおじいさん。
死の床でゼペットが見る夢は。。

孤独を照らすような淡い光を放つカナイフユキの絵が絶妙に物語に寄り添います。

 

 

「ゼペット」は、『体の贈り物』『若かった日々』『家庭の医学』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの掌篇です。

レベッカ・ブラウンの「ゼペット」(“Geppetto”)は、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else: A Cycle of Stories(『天国ではなく、どこか別の場所 物語集』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められている。この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた“Pigs”、「赤ずきんちゃん」を踏まえた“To Grandmother’s House”をはじめ、ヘンゼルとグレーテル、ハンプティ・ダンプティなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターがレベッカ流に語りなおされた物語が並んでいる。語り直しの切り口は作品によってさまざまで、単一のメッセージに還元できない、豊かな「サイクル」が出来上がっている。100ページに満たない小著だが、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづけるレズビアン作家レベッカ・ブラウンの神髄が伝わってくる。

「ゼペット」は厳しさと優しさが並存していて、中でもとりわけ味わい深い。

柴田元幸

 

 ※こちらは終了致しました。

9月13日(火)柴田元幸「ゼペット」刊行記念朗読会

翻訳家柴田元幸さんの当店では約3年半ぶりとなる朗読会を開催します。

日程:2022年9月13日(火)

会場:blackbird books(大阪府豊中市寺内2-12-1 緑地ハッピーハイツ1F)

開場:19時 開演:19時30分

料金:2000円 先着15名様

ご予約:info@blackbirdbooks.jp, 06-7173-9286 (お名前、人数をお知らせください。メールの場合はこちらからの返信をもって受付完了と致します。)

《著者プロフィール》

レベッカ・ブラウン

1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの似合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。

柴田元幸

1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。

カナイフユキ

長野県生まれ。イラストレーター、コミック作家​
個人的な体験と政治的な問題を交差させ、あらゆるクィアネスを少しずつでも掬い上げ提示できる表現をすることをモットーに、イラストレーター、コミック作家として活動しつつ、エッセイなどのテキスト作品や、それらをまとめたジン(zine,個人出版物)の創作を行う。

 

2019.04.17イベント

6/9(日) 翻訳家・柴田元幸のRead by body 柴田元幸&青木隼人『路地裏の子供たち』

※満席となりましたので受付終了とさせて頂きます。

キャンセルが出た場合はこちらと当店SNSにてご案内致します。

 

スチュアート・ダイベック/柴田元幸訳『路地裏の子供たち』の刊行を記念して、翻訳家・柴田元幸の朗読と音楽のセッション、”Read by body”を開催致します。

bbbでの柴田さんの朗読会は約1年半ぶり。

今回はお昼間の開催でギターの演奏に青木隼人さんをお迎えします。

青木さんはソロでの活動のほか森ゆに、田辺玄との「みどり」、川井有紗、にしもとひろことの「森のはなし」でも活動中で、時々当店でもレコードを流しています。

小さな空間ならではの親密な空気と振動を楽しんで頂きたいと思います。

当日は『路地裏の子供たち』を中心に先日発売されたCD、Jロバート・レノン/柴田元幸×トウヤマタケオ『たそがれ』からの朗読や質疑、サイン会の時間も設ける予定です。

是非ご参加くださいませ。

 

翻訳家・柴田元幸のRead by body  柴田元幸&青木隼人『路地裏の子供たち』

2019.06.09 Sun.

開演|11時(開場10時半)

料金|2800円+1ドリンクオーダー

定員|25名様(定員になり次第受付終了とさせていただきます。)→受付終了致しました。

会場・ご予約|blackbird books  06-7173-9286 / info@blackbirdbooks.jp お名前、ご連絡先、人数をお知らせください。

 

企画:熊谷充紘(ignition gallery)

デザイン:横山雄

 

柴田元幸

翻訳家。米文学者・東京大学名誉教授。1954年、東京都生れ。

『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。

アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、著書も多数。最近の翻訳に、スティーヴン・ミルハウザー『十三の物語』、ポール・オースター『インヴィジブル』など。

文芸誌「MONKEY」の責任編集を務める。

 

青木隼人 AOKI,hayato

ギター演奏を中心に音楽を続ける。自主レーベル「grainfield」から作品をリリース。自身でジャケットのデザインも手がける。最新作は日田の映画館リベルテで録音したギターソロアルバム『日田』。

ソロでの活動のほか森ゆに、田辺玄との「みどり」、川井有紗、にしもとひろことの「森のはなし」でも活動中。

 

rojiura

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