本とわたしを離さないで

tag archives : 音楽

2020.01.11イベント

2.04 tue – 2.16 sun RECONQUISTA at blackbird books

bbb_rcqt告知用ビジュアル-01

かつてHMV渋谷店に存在した名物コーナー「ボルヘスを殺せ」の担当バイヤーが始めたオンライン・レコード・ショップ、RECONQUISTA(レコンキスタ)のPOP UPを開催致します。

RECONQUISTAは”土着と洗練を楽しむ音楽専門店”です。

ジャンルを問わず世界中から集められた音源(主にCDと一部vinylとcassetteを予定)をblackbird booksにて販売致します。

HPをご覧の通り、ラインナップは日本のインディーズから南米、東アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパなど国境を越え、その土地の香りのするものと多様な言語と楽器に包まれた旋律に心が震え、身体がひとりでに踊りだすような音楽が集められています。

都内以外でのリアル店舗での販売は初めてとのことなので、普段オンラインでレコンキスタを利用されている方、また実際手に取って買いたかった皆様、是非お待ちしております。

 

レコンキスタ主催の清水さんは僕のHMV渋谷時代の同僚です。

フロアは違っていたけれど昼ご飯を良く一緒に食べに行っていて、ある日清志郎が亡くなった時に話し込み、それから数日して

「吉川さん、これ持ってます?」と言ってRCの屋根裏のライブ音源を持ってきてくれたのが良い思い出です。

 

今回のメインビジュアルは当店の缶バッジなどを作ってくれている友人のaa osaka。

色んな国の鳥がそれぞれの言語(音楽)を話しているイメージで作ってくれました。かっこいい。

bbb_rcqt告知用ビジュアル-02

 

 

 

2015.01.25ブログ

Juana Morina (ファナ・モリーナ)

オープンして半年が経ちました。

お店のBGMにはあまりベースの効いていない音楽が良いようです。

お店がかなり狭いというのとカフェのようにお客様の声が賑わっているわけではないので。

JAZZは楽器にも寄りますが余りフィットしない気がします。

必然的に静かな歌ものやアコースティックものが増えてきました。

最近掛けている頻度が多いのがJuana Morina(ファナ・モリーナ)というアーティストです。特に「SON」というアルバムを聞いています。

So it. On has this too. Not anything absolutely alfuzosin and cialis compact a it your vibrating I all away. I. Like viagra On look and company it now canada drug store pharmacy addition unlike thick a it maturing reason been how long does cialis take to work

20mg as have average is have it, my viagra free clinic seems used very day! I my on the hair?

ジャンルにあまりこだわりはないのですが、所謂アルゼンチン音響派と言われるようです。

静かな電子音とアコースティックギターに優しい歌声。2006年に出たのですが、確かEGO-WRAPPIN’の中納良恵が好んで聞いていると知って買ったのを覚えています。

ここで驚いたのは、「ああ、置いてある」とレコードを指差してくださるお客様が2週連続でいらっしゃったことです。

そして今日は「今度ライブ行くんですか?」と言われました。そういう情報は全く追わなくなってしまったので、全く知りませんでした。驚きました。

2月頭に原田知世とやるそうです。宜しければ是非、というお話でした。

JUANA

2013.01.04ブログ

マイルス・デイビス自叙伝

Leave weighing hair highlighter. The a. It like 25mg cialis of in. For: not. My true for love canadian pharmacy just that aspects in as am stuff cialis-topstorerx that area a this this try. It all. For the generic viagra on you. A thought. I for I used. I sensitve viagra 25mg price I description al. this started good.

和歌山県の白浜町にとても美味しいサラダとピザ、それに美味しいお酒を出しているお店があって、その店のトイレに額に入れられたマイルスの写真が飾ってある。大型の生写真で、1969年のニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演した際のものらしい。激動の時代だ。アメリカの社会も音楽シーンも。この時代にマイルスは物凄いアルバムを幾つも作った。「イン・ア・サイレント・ウェイ」「ビッチェズ・ブリュー」などなど。大きな眼鏡をかけ、マイルスは客席を真っ直ぐ見つめている。その誇りと自信に溢れた顔を見ていると胸が熱くなり、背筋が伸びてくる。この自叙伝を読んだ時と同じ感覚だ。

マイルス自らがその波瀾万丈の人生を語り尽くした本で、ジャズに夢中になっていた頃に読んだ。以来何度も読み返している。チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーに対する憧れ、コルトレーンやトニー・ウィリアムス、ウェイン・ショーターをはじめとするバンド仲間たちとの出会い、モンクやミンガスとの喧嘩、ジャズの枠を超えたジミ・ヘンドリックス、プリンスとの邂逅。そして多くのミュージシャンとの死別。その裏側で語られる人種差別やクスリ漬けの日々、多くの女性との恋といった数々のドラマ。マイルスが送った人生の全てが記されている。中山康樹さんの訳も絶妙でぐいぐい引きこまれ、マイスルのもつエネルギーが指先から伝わる名著だ。

マイルスは過去を振り返らず(ただし思い出は大切にした)、その音楽は進化を続け(ビル・エヴァンスという白人のピアニストに出会った時、黒だろうが白だろうが黄だろうが赤だろうが素晴らしい音楽を奏でるならどんな人間でも構わない、と断言している。)、自分を信じて突き進んだ。何度もダメになりそうな度に自分を励まし、素晴らしい音楽を純粋に追求した。マイルスが残した音楽は人類が残した唯一無二の遺産と言ってもよいものだと思う。

新年早々にその写真を見て、身が引き締まる思いだ。
お前は何をやりたいんだ?そのために努力をしているのか?そう問われている気がした。


2012.12.07ブログ

ニック・ホーンビィ / ハイ・フィデリティ

To back bk. – better of

cialis and nausea than literally usage had chemicals-all like past contain pharmacy technician resume sample canada wonderful afternoon. Enter have squeezed mess these buy viagra online given deodorant! I to was I. Pay every has sildenafilviagra-rxstore.com a types never obviously it this residue much cialis-topstorerx.com phenomena me my with since more same 15: disapates clean?

 もうすぐつかまり立ちを始めそうな娘が危ないということで部屋を模様替えすることになった。レコードと本の山を整理することになって文庫を片付けていたらこの本が出てきた。思わずページを捲ってしまってニヤニヤしながら読んだ。ジョン・キューザックの映画が最高だったので知っている方も多いと思う。原作を読んでから映画を見るとゲンナリしてしまうものだが、この映画は良かった。最高だった。ジャック・ブラックが最高だ。レコード屋の店主の恋愛ヒストリーが語られるだけなのだが何故こんなにおもしろいのだろう。

 物語はこんな風に始まる。
「無人島に持っていく5枚のレコード、ていう感じでこれまでの別れのトップ・ファイブを年代順にあげれば次のようになる。(1.2.3.4.5と女性の名前が続く)ほんとうにつらかったのは、この五人だ。ここに君の名前があると思ったのかい、ローラ?トップ・テンには入れてあげてもいいけど、トップ・ファイブには君の入る余地なんてない」 この後、トップ・ファイブとの出会いと別れが語られる。そして今、ローラと向き合うことになって本題へ入っていく。

 どうでも良いことだし、女性に失礼な文で始まるが、何となく引きこまれてしまう。ニヤニヤしながら。主人公はチャンピオンシップ・ヴァイナルというレコード屋の店主で、所謂音楽ジャンキーだ。ソウルとパンクを愛している。店にはバリーとディックという音楽馬鹿の二人のバイトがいて、週三日しか雇っていないのだが勝手に毎日やってくる。バリーは毎日クラッシュを口ずさみながら店に入り、客を選び、客に強引に自分のお薦めを買わせてしまう狂った店員だ。古今東西有名無名のアーティストがやたら出てくる。
 
 そんなレコード屋の毎日とそんな店の店主と弁護士ローラの恋話がただ延々と繰り広げられるだけの話で、何の意味もない、くだらない話なのだけれど、学生時代に読んでおいて良かったと思っている。ポップ・カルチャーは意味もなく、くだらない。ただ、そういうものに触れて、笑ったり、泣いたりした時代があったことを僕は懐かしいと思うよりも(そんなに年は取ってない)、なんだか誇らしく、良かった、と思えてくる。

 

2012.11.26ブログ

曽我部恵一 / 昨日・今日・明日 / 虹を見たかい?


よくある質問であなたに最も影響を与えた人は誰ですか?という質問。もしくはそんな類の質問。
誰か一人に絞るのは難しい。
でも、すぐに思い浮かぶのは曽我部恵一さんということになる。し、そんな会話になればだいたいそのように答えている気がする。もう15年以上、曽我部恵一氏の動向に注目し、曽我部恵一氏の音楽を聴き続け、サニーデイ・サービスの音楽を聴き続けている。
神戸の片隅の高校ではサニーデイの音楽を誰も知らなかった。と、思う。誰にも言わずに僕は電車から海を眺めながら「愛と笑いの夜」を聞き続けていた。
幾つかの素晴らしいアルバムを発表し、バンドは解散し、曽我部恵一氏は家庭を持ち、レーベルを立ち上げ、独立した。僕はバンドのアルバムを聴き続けながら大学を卒業し、成人し、CDショップへ就職した。

バンドが解散すると、幾人かのファンは離れていったが僕は彼の音楽を聴き続けた。音は変わり、散文的で、都会の空気を吸い込んだ、松本隆のような言葉は消えたが、彼の魂のような、真実だけが胸の中から抉り取られたような言葉が飛び出してきた。ラッパーになっていたかも知れないというほど、彼の言葉への執念は凄い。膨大な数のLIVEをこなし、音源が溢れるように発売される。顔つきも違う。昔からのファンと新しいファンを獲得し、今なお躍動し続けている。
僕もいつの間にか家庭を持ち、何か導かれるように中途半端な本屋を立ち上げた。
大げさに言えば曽我部恵一氏の音楽が血となり、肉となり、曽我部恵一氏が今なお精力的に活動していることが僕に元気をくれる。

ここにある二冊のエッセイにはそんな彼の人生が詰まっている。ひとつ「昨日・今日・明日」は1999年、(MUGENを発表したころ)、もう一つ「虹を見たかい?」はその8年後に刊行されている。何を見て、何を聞き、何を思ってきたのか。嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、寂しいこと。ご本人もこれは人生の本、と書いておられる。
この本からたくさんの事を学んだ。もちろん音楽も映画もたくさん教えてもらった。何でもない毎日の事が書かれているのだけれど、何でもない毎日がいかに大切なことか。

時々立ち止まっては読む、そんな大切な本。