本とわたしを離さないで

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2017.06.11お知らせ

【イベント】blackbird books 3周年記念トークイベント「夏葉社が読んできたもの 聴いてきたもの」7/8(土)17:00~18:30

図2

bbb3周年を記念して、あの人がまたやって来ます。

1周年記念イベントにも登壇して下さった夏葉社島田潤一郎さん。

店主が愛して止まない夏葉社の本をお一人で出版されています。

2年前のトークイベントが終わった帰り道に島田さんにはこう仰って頂きました。

「bbbにはいいお客さんがたくさんいらっしゃるんですね。3周年も呼んでください」

そんなわけで、何とか3周年。夏葉社の島田さんが再びやって来ます。

前回は一人で出版社をすること、一人で書店をすることについてお話しましたが、今回は島田さんが

「読んできたもの、聴いてきたもの」について。

あの素晴らしい夏葉社の本の数々が生まれた背景には島田さんがこれまで読んできた本や、聴いてきた音楽の影響があるはずです。

プルースト、村上春樹、ビートルズ、ビーチボーイズにサニーデイ・サービス、そして「昔日の客」

当日は本を読み、音楽を耳を傾け、島田さんにお話して頂こうと思います。

また、今回は「島田文庫」と題し店内にて1週間、島田さんの蔵書を棚に並べ古本として販売致します。

夏葉社の背景を皆様と共有出来ればと思います。どうぞお楽しみに。

夏葉社の本はこちらからお買い上げいただけます。

 

『blackbird books 3周年記念トークイベント「夏葉社が読んできたもの 聴いてきたもの」7/8(土)17:00~18:30』

参加費1000円 「季節といなり 豆椿」のおいなりとお茶のセット付

定員20名

ご予約は店頭、お電話(06-7173-9286)、メール(info@blackbirdbooks.jp)(人数、ご連絡先を明記ください)にて受け付けております。

『島田文庫』

夏葉社島田潤一郎さんの蔵書の販売

7/4(火)~7/9(日)blackbird books店内

『季節といなり 豆椿』

bbb店主の地元箕面で、本好きの細井さんが一人で切り盛りされるおいなり屋さん

「いなりを通して季節と出合う」をテーマに季節の食材を使ったいなりが人気です。

https://www.instagram.com/mametsubaki_inari/

 

2016.07.21ブログ

図書館について 「移動図書館ひまわり号」を読んで

移転した新しい店は小学校の通学路だ。

登校時に店は開いていないけれど下校時には小学生達が店の前を通り過ぎていく。

僕らがそうだったように彼らは寄り道が大好きだ。

学校の近くに一体全体何が出来たのかと店の中を覗き込んでいく。

「図書館だ!」

歓声があがる。

「はらぺこあおむしがある!」

「違うよ、本屋さんだよ」

店に入って来る子もいるが

「寄り道しちゃダメだよ!先生に言うよ!」

別の子に呼び止められる。

別の日には別の子が

「図書館が出来てる!」と大きな門を仰ぎ見るように店の前で棒立ちしている。

そして近所に本が触れられる場所が出来たことに興奮している様に見える。

意外なのは彼らが本のある場所を見ると本屋ではなく図書館と認識していることだ。

恐らく本屋よりも先に図書館が身近なものとして体験しているのだろう。

僕もそうだった。

小学生の頃、本屋に行った記憶はないが図書館へ通った記憶はある。

近所に本屋がなく図書館があったからかも知れないが、一人で気軽に臆することなく入れて本に触れて読めるのが図書館だったのかも知れない。

図書館とはどんな場所だろう。

子どもたちが本を見て嬉しそうにするのは何故だろう。

あの好奇の目はいつまで輝くのだろう。

僕はどうだろう。

一体、この地に足の付かない世界の中で図書館のような世界が幾つあるだろう。

 

移転後間もなく、子どもたちの声がダイレクトに響き、夏葉社の新刊「移動図書館ひまわり号」が発行(復刊)され、図書館、公共の空間、言論、そしてまた本について深く考えてしまった。

 

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2015.06.27お知らせ

【1周年記念トークイベント】2015.7.25 ゲスト:夏葉社 島田潤一郎さん

図1

受付終了致しました。お問い合わせありがとうございました。

イベントのお知らせ

blackbird books 1周年記念トークイベント

ゲスト:夏葉社 島田潤一郎さん

「30代で始めた出版社と本屋」

2015.7.25(sat) 16:00-17:30

7月に当店は1周年を迎えます。ご来店頂いているお客様、webをご利用頂いているお客様、本当にありがとうございます。

今回は敬愛する夏葉社の島田さんをお迎えして、掲題についてお話を伺いたいと思います。

参加費 1500円(お土産付 当店入居マンション5Fにある「akkord」さんのお菓子をご用意致します)

定員 15名 (定員になり次第、受付終了)

店頭、メール(info@blackbirdbooks.jp)にてご予約を承ります。 (メールの場合はお名前、ご連絡先をご明記ください。返信致しますので受信拒否設定などお気をつけ下さい)

お電話では受け付けておりませんのでご了承ください。

どうぞよろしくお願い致します。

2015.06.06ブログ

父と娘のささやかな日々。 黒田三郎 / 小さなユリと

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ある日夏葉社の島田さんからメールで案内が届いて、そのメールにはこんな詩が載せてあった。

———————-

「ハヤクココキッテヨー オトー」

「ハヤクー」

 

かんしゃくもちのおやじが怒鳴る

「自分でしなさい 自分でェ」

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かんしゃくもちの娘がやりかえす

「ヨッパライ グズ ジジイ」

おやじが怒って娘のお尻をたたく

小さなユリが泣く

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大きな大きな声で泣く

 

それから

やがて

しずかで美しい時間が

やってくる

おやじは素直にやさしくなる

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小さなユリも素直にやさしくなる

食卓に向かい合ってふたりすわる

———————-

夏葉社さんが復刊される本は「昔日の客」をはじめ間違いないので、最初から注文するつもりでいたけれど、この詩には早速参ってしまった。

私事ながら僕にも小さな娘がいるので、この私詩を微笑みながら一気に読んでしまったのです。

そんな日々が12篇入った小さな詩集。装画は「小さなユリ」が書いたもの。

この詩集や詩人についての背景をエッセイストの萩原魚雷さんが素晴らしい文章にされ、巻末に小さな手紙のように添えられています。

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そしてその手紙には酔っぱらいおやじと小さなユリが手を繋いで歩いている写真が印刷されています。

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夏葉社さんが完全復刻された1960年刊行の歴史的な詩集。是非手に取ってその紙の手触り、言葉の温度を感じ取って頂きたいのです。

僕はこれから何度この本を読み返すことになるのか、それは娘の成長を見ていくようです。

 

 

 

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小さなユリと

この書籍の詳細を見る

2014.09.13ブログ

親子の時間と読書の時間について 小島信夫 / 親子の時間

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著者、そしてこの短編集についての詳細は巻末にこの本を編んだ岡崎武志さんが書かれているのでそちらを読んで下さい。

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ここには岡崎さんと夏葉社の島田さんとで庄野家を訪れるエピソードがあるのですが、島田さんがご来店頂いた時にその時の事を自慢されてしまいました。。

それはそれとしてここには岡崎さんが庄野作品を愛するきっかけとなった「山茶花」(さざんか)という作品について触れられています。「親子の時間」の最初に収められている短編です。

岡崎さんにとってこの作品がいかに大切なものであるのかが分かる、簡潔ながらも愛に溢れた文章です。この作品は「夕べの雲」という作品にも収められていて、私も過去に読んでいました。私も大好きな作品です。しかしもう一度読んでみると過去には分からなかった面に気付きました。分からなかったというよりも、感じることの出来なかったことに。

垣根の山茶花の花が咲いたころ、語り手の彼は夢を見ます。亡くなった父を支えるように二人で立ち、「大丈夫?」と聞くのです。夢からさめた後も父の背中や腕に触れた感覚が残っている。その翌日、彼は午前から昼までの時間を長男と二人で過ごす。その時はたと気が付くのです。あの「大丈夫?」という言葉は長男がよく口にする言葉であることに。 この長男が「大丈夫?」と言う時や彼の父と息子についての考察についてはもちろんもっと細かく描写されているのですが、この子どもの口癖が自分に移ってしまう感覚、ふと現れる自分の親、自分、子どもはやはり似ているのだな、という畏敬のようなもの、それは私に子どもが出来ていない時には決してわからないものでした。

本を読むということは決して新しい知識を獲得するためだけではなく、気が付かなかったこと、忘れてしまった大事なことを教えてくれる時間です。

「親子の時間」というのも恐らくそういった代え難い貴重な時間なのでしょう。